Violet

リバー・ランズ・スルー・イットのVioletのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかった本作を午前10時の映画祭で満を辞して鑑賞!!🙌
原作はノーマン・マクリーンが自らの弟との思い出を綴った回想録/小説。
タイトルが本当に素敵。

アカデミー賞撮影賞受賞にも納得。
自然の雄大さ、恐ろしさ、美しさが画面いっぱいに広がっていてとても綺麗だった。

ボートで滝を降ったり、汽車のレールを車で走ったり、夕焼けの中子供時代のノーマンとポールが川でフライ・フィッシングをしているシーンは川面がキラキラと光っててふたりがシルエットのようになって本当に幻想的だった(ポールのほうがシルエットが強く輪郭がぼやぼやしていたのは彼の未来を示唆していたのか、掴みどころのない彼の存在を示唆していたのか…)
どうやって撮影したんだろう…って思うシーンがたくさんあった。

ポールを演じたブラピが完璧。
いつかどこかに消えてしまいそうな危なげな儚さ、美しさを内包していた。

大切な人をどうやって助けたらいいかわからない時ってある。そんな時は、全力で愛してあげれば良いんだ。

Norman Maclean:
Each one of us here today will at one time in our lives look upon a loved one who is in need and ask the same question: We are willing to help, Lord, but what, if anything, is needed? For it is true we can seldom help those closest to us. Either we don't know what part of ourselves to give or, more often than not, the part we have to give is not wanted. And so it is those we live with and should know who elude us. But we can still love them - we can love completely without complete understanding.
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