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異動辞令は音楽隊!の旅するランナーのレビュー・感想・評価

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)
3.7
【バシっときまる吹き替え無し演奏をサクっと見ておこう】

これが新春かくし芸大会であれば、
「10点、10点、10点、10点、10点」
レベルの熱い吹き替え無し演奏がバシっときまります。
音楽隊における協調性、素晴らしいです。

でも、阿部寛演じる昔かたぎのパワハラベテラン刑事が音楽隊の良さに目覚めて、スコっと改心したり。
家族関係もフワっと改善されてたり。
独居老人狙いのアポ電強盗団リーダーがユルっと捕縛されたり。
何だかマルっとうまく行き過ぎます。

一方で、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈という若手有望株がズラっと揃います。
彼らのキラっとした見どころも多いですし、
「ミッドナイトスワン」の内田英治監督ですし、
見ておいて決して損はございません。

全体的には、
「8点、8点、7点、7点、7点」
レベルですね。
マルシアならブチ切れるだろうけど、あべちゃんならサラっと許してくれるでしょう。