【2022-291本目】
戦時下でも人種、民族、宗教、性別、階級などの差別は容赦なく起こるし、家族とも離れ離れにさせられる。
改めて、戦時下に多少の「希望」や「平和」なんてのはないんだと思い知らされました。
国と国が争っていても、音楽が誰かに影響を与える。
かと言って、戦争が終わるわけではないけど。
もちろん、「音楽1つで戦争が終わるなら」と思うけど。
戦場だけが戦場だけではないのが、
ピアノという美しさとは反対に恐怖を描いている。
車椅子に乗っている老人がベランダから車椅子に乗せられたままドイツ軍に落とされるという描写があまりにも言葉にならない恐ろしさを描いていた。
その後、Władysław Szpilmanの家族がどうなったのかは描かれていないが、描かれなくても何となく察することが出来る描写となっていた。
"ピアニストのWładysław Szpilman"が、
あくまでも本作の主人公だからだけど、
ドイツ軍を動かしたであろうAdolf Hitlerの姿は描かれていませんでした。
多分、描いていたら作品に集中出来なかった。
Szpilmanによるピアノ演奏は、
自分の知っている曲が出てきたわねではないけど、すごく聞き入ってしまった。
Szpilmanという存在は音楽の教科書に載せるべき人物だと思う。
(けど、音楽の授業ってそういうことを学ぶ授業ではないよな…。多分。)
自分もウクライナのために募金をしているけど、何か募金だけじゃ全然、「人の命を救っている」とか「助けている」という気にはなれない。もちろん個人の見解ですが。
募金以外にやれるボランティアがあれば、
どなたかお仕事をいただけますと幸いです。
(急な宣伝。笑)
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