だるまる

THE MOLE(ザ・モール)のだるまるのレビュー・感想・評価

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)
3.3
海を隔てた日本の隣国北朝鮮に、デンマーク人の元シェフが潜入する話。

おもしろかった、というと悠長すぎるかもだけど、面白かった。
興味深さ・未知の世界を知れたという点では抜群◎
ノンフィクション(隠しカメラや隠しマイクなどで撮影)のドキュメンタリーなのでこれが実態なんだろうなと思う。

どうやって国に入るのか、国に入れるようになったら何を目的に活動するのか 等、展開もとても興味深かった。
KFAという北朝鮮との友好協会があることにまず驚いたし、34カ国にあるのにもびっくり。
KFAの会員は社会との関わりが薄くなっている者(多くは失業中)が多かった。
KFAを立ち上げたスペイン人は、要は私利私欲(自分の国や国際社会では許されない商売)のために、人を集めてるのかな。社会主義国家の建設に貢献したい〜みたいな表向きの名目で。

ジム(武器商人役、逮捕歴あり)の配置、大事!そして彼ならこの後も自分で身を守れそう…
ウルリクは凄腕スパイでもなく、ただの元シェフなのに10年も潜入してたのすごすぎ。家族と距離置いて10年間どんどん存在が薄くなっても彼の妻でい続けた妻のことも、ちょっと気になる。
だるまる

だるまる