THE MOLE(ザ・モール)の作品情報・感想・評価

「THE MOLE(ザ・モール)」に投稿された感想・評価

hasema

hasemaの感想・評価

3.7
ウルリクや監督はこの後、無事でいられるだろうか…。
ウルリクがここまでやろうとした、彼のそもそものメンタルがどうなんだろうとも思ったし、これから後のメンタルケアも心配になった。

この映画を見終わって、日本はまだまともな国だ、まだ間に合う!と思ったくらい、世界情勢は壊れてきているなと思った。
NHKBSで前に放映された分の劇場版。
食いつめたデンマークの料理人(スパイ業界はズブの素人さん)が北朝鮮武器ビジネスの懐に飛び込んでスッパ抜きを敢行しようとする「ドキュメンタリー」。

北の「関係者」はもちろん、料理人の相棒、石油成金役、スペインの親北朝鮮ブローカー、果てはシリアやウガンダの金の亡者たち。出てくる連中が悉く胡散臭さ満載で十分笑える。(笑えはするけど楽しめるかというと微妙)

『誰がハマーショルドを殺したか』ではそれなりの評価も受けたマッツ・ブリュガーさんの映画ですが、そもそもがちょっとハッタリ系の人なのかもしれない。

余談、「マッツ」ってデンマークでは多い名前なのかしら? ミケルセンとか…。
バン

バンの感想・評価

4.5
ザ・モール
北朝鮮の闇に踏み込んだ衝撃作

国際法も通じず人権も無視な国、
愛国者と偽り10年間諜報活動に勤しんだ
100%ノンフィクションの命懸けドキュメンタリー

スパイハイになりそうな位に刺激的でした。
盗聴盗撮がバレた瞬間に消されそうで
終始スリリングだし人増えてくたびに怖かった。

財源は兵器と覚醒剤で、
たまにミサイルを飛ばすのは
お客さんへのデモンストレーションなんですね。

実際に会った北朝鮮の高官のことを仮面のような男って表現がなんだかゾクっとした。
ウルリクが普通の生活に戻れたのか、ちゃんと守られているのか、狙われてないのか、その後が気になります。

最近「紛争なら八田まで」て漫画読んで
地政学を学んでるし、リアルはすげー。
kupa

kupaの感想・評価

3.8
普通の一般市民が欧州にある北朝鮮の支援組織KFAに潜入し、そこから10年かけて人脈を築き上げ国際武器密輸ネットワークに接触するまでの一部始終を隠しカメラと隠しマイクで収めた驚異のドキュメンタリー。

デンマーク生まれの主人公は、元料理人だが体調を崩して今は生活保護で暮らす無職の男性。そんな男が家族にも内緒で北朝鮮の支援組織に接触していくところから物語は始まる。

北朝鮮、欧州各地、そしてアフリカとスパイ映画さながらに世界中を飛び回る展開は驚きの一語。
sasha2021

sasha2021の感想・評価

4.4
これはすごい、、!かなり衝撃の内容でした😨スペインとか他の欧州の国から北朝鮮親衛部隊(通称KFA)で暗躍してる人々がいることも信じられないけど、よくぞこんな凄いもの撮れたな、って驚愕してしまった。あの坊ちゃんのマイルールで動いているようなあの国で"架空の武器輸出取引きを持ちかけ、その一部始終をカメラに収める"という怖いもの知らず、大胆不敵なスパイどっきりドキュメンタリーでした。あのスペインのおじさん完全に洗脳されてるよね、、😨スパイで潜入した料理人さんもよく生きて帰ってこれましたね。。あの国がいかにやばいかを示す材料として、ポスター盗んで強制労働の刑に処されて失明し、脳の損傷が激しくて帰国間もなく亡くなられた米学生の例が出てましたが正直ぞっとしました。。親御さんが「息子の失明した目は怯えていた。悪魔の国の悪魔たちにひどいことをされて」みたいな言葉は背筋が凍りました。ミッドサマー見たいな花飾りを頭につけられて喜び組の時代錯誤なパフォーマンスを見せられてるおっさんたちの表情を見て笑ってしまった。
okimee

okimeeの感想・評価

-
NHKの世界のドキュメンタリーかなんかで見た。
それの、本チャンですよね。
配信かかるの待機。
デンマークの元料理人が本作のためにスパイとして欧州の親北朝鮮組織に取り入りスピード出世。
北朝鮮本国に招かれるなど信頼を得て、交渉の撮影や機密情報の取得に成功。
妻子をも欺き約10年に渡るスパイ活動を「誰がハマーショルドを殺したか」のマッツ・プリュガー監督が密着かつ暗躍。

北朝鮮という国家の暗部とヤバさ、そして杜撰さを白日の元に晒していて終始目が離せず。

スパイ活動をした二人のクソ度胸というかむしろハイになっていく感じも興味深かった。
すっっげーやっっべーやつだった…。

ただの一般人が、実に10年もの間スパイとして組織に潜入し、俄かには信じ難い隠し撮り映像の数々とインタビューを元に作られた、北朝鮮の裏側を暴く告発映画。
フィクションならわかるよ?ハラハラドキドキのスパイものね、大好物だよ。
ただ……これがドキュメンタリーって……😱
常に心臓バクバク…。

ジェームズが私好みのイケオジだったので、そこだけ集中できなかった←
somal

somalの感想・評価

3.8
『誰がハマーショルドを殺したのか』の監督の最新作。
自分は前作の方が好き。

デンマークの元料理人がKFAという親北朝鮮の組織に潜入し幹部に登り詰め、元犯罪者(今も?)と北朝鮮に架空の武器取引ビジネスを持ちかけるというドキュメンタリー。

題材は大変興味深いのですが、新事実が暴かれるわけではなく、個人的には既知の事実を見せられただけの作品でした。

主人公の元料理人もそうなのですが、親北朝鮮の組織の構成員には定職に就いていない者が多いそう。
組織内で認められることで自らの自尊心を満たし更に頑張るという説明に、カルト宗教にハマる人にも通じる人間の弱さを感じました。

幸福の科学の映画にたくさん人が入っていてびっくりだよ~。
元料理人という経歴を持つ一般人が、北朝鮮の懐深く潜入し武器密輸の闇をカメラにおさめる。どんなスパイ映画も敵わない、リアリティと大胆さに驚かされるドキュメンタリー作品。これが最高に面白い。

観ていて、「これはドキュメンタリーなんだよね?」と何度も自分に問いかける。目の前の出来事が逆に現実だと思えないくらいにあまりに生々しく、ニュースでは絶対に暴けないような闇の世界をいとも簡単にカメラにおさめているように見えるからだ。報道で聞いたり読んだりするのとは違い、本来は表に出ることのないような北朝鮮の廃墟ビル地下の接待ルーム、武器密輸の契約書にサインを交わす瞬間、アフリカに武器と覚醒剤の工場を建てるために1000人の住民を退去させると軽々言ってのける会話など、カメラで克明に記録された映像から目が離せない。これ、見ていいのかと思うような場面の連続。

政府や公的機関のバックアップもなく、危険な潜入に挑んだウルリクの勇気には感服する。元CIAから即席のスパイ講座を受けたとはいえ、彼は一般人である。だからこそスパイスキル以上に、彼本来の相手の懐に入り込む人柄が成功の要因になったのかもしれない。10年に及ぶスパイ活動が終わりを迎える瞬間の場面は、なんとも表現し難い複雑な気持ちになった。

題材の魅力は大きいが、映画としての語りのうまさも見逃せない。監督のマッツ・ブリュガーの卓越した手腕がうかがえる。彼自身のナレーションと、潜入した2人の人物にデブリーファーと呼ばれる聞き役がインタビューをしながら10年を振り返るという構成が見事。

この映画と比べたら、どんなフィクション映画のスリルや緊張感も敵わないだろう。我々観客は安全な映画館のシートに座りながら、この世界における最大のスリルと興奮を追体験できる。ものすごい作品だった。

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