あまりハマらなかった。
イケてないズッコケ三人組のひと夏の冒険譚…というともっとワクワク感が高まりそうなものだが、三人の相互関係性が希薄で「仲間感」が弱い。『宇宙よりも〜』に感涙できたのはTV枠という長時間をかけてでキャラクター同士の繋がりを丁寧に描けたからか。仲間を引っ張っていく立ち位置のドロップのロウマ・トトとの距離感が不明瞭なため青臭さが先立って観ているコチラが気恥ずかしくなってしまった。
事前情報はTVCM位しか仕入れてなかったのだが、何故か舞台が海外だとばかり思っていた。何処の秘境だと思わんばかりの彼等の田舎の森林地帯描写はリアルさに欠けるし、アイスランドの自然風景及び電話ボックスの存在もファンタジーがかり過ぎ且つキャラクター達の来訪が唐突過ぎて、自らの青春時代に投影できるジュブナイルとして感情移入できなかったかなぁ。
あとチボリさんの重要そうでありそうでなさそうな中途半端感が…もう少しヒロイン味を出すかいっそのこといなくても何とかなったんじゃあ？
