もっとハードボイルドなクライム色の強いノアールを予想していたのだが、結構コメディ色強め。『シティーハンター』(原作)位のライトなヒットマンものを求める人ならいい感じにハマると思う。
主人公の貴公子(フィルマ説明ではそう記載されているが劇中で呼ばれることは無い)はサイコパスっぽくはあるけど随所で間抜けなところが多く憎めないキャラ。
少々登場人物が多過ぎて個々が消化し切れていない。そもそも元凶の父親の心情が今ひとつ分かり辛い。義妹もいなくても物語は成り立ちそうだし、キャラ相関はもっと整理出来たかな。まぁ大体のキャラが出揃った時点で何となく展開は読めたと思ってたところ、最後の最後のタネ明かしは意外だったけどね。
アクションは中々の迫力で貴公子がカッコいい！けど血がドバドバ出るしグロ度も高いので耐性が無い人は注意。
