冒頭のB級感満載のシーンからグイグイ引き込まれた。また、このシーンが後にそういう事だったのかと納得する伏線になっていて、素晴らしかった。
とにかく、ホラーとしては、殺し方や5人ともに殺人者のキャラがたちまくりで良かったし、主人公のバディのキャリーがとてもカッコいいので面白かった。
ただ、いかんせん、主人公がダメ野郎で共感出来ないのが最大の欠点である。しかもほとんど活躍しないし、ホラーマニアという設定が生かされていない。だから、タイトルに偽りありである。
キャリーを主人公にして、何故そうなったか、少しだけ語られる過去をもっと掘り下げていけば、素晴らしい作品になったのに、残念である。
彼女は何故主人公を助けて、挙句の果てに相棒にしようと思ったのか？謎である。
こんな奴、ホラーのお決まりのルールなら、真っ先に死んじゃうのに‥
