このレビューはネタバレを含みます
他人は人を自分が見たいように見るし、みんな自分がそうだと思ったものはそれを真実として決めつけて生きている。
みんな誰しも何かに依存して生きていて、世間はいつも好き勝手言うだけ言って、当事者のことなんて本当は何も分かってない。
恋人に真実を隠して嘘で終えた時の文はどんなに辛かっただろうか、もういいよと手を離した亮はこの先生きていけるのだろうか…。
そう色々考えてしまうことや感想を言うことすら失礼に思えてしまう。
更紗は更紗だけのものだ。誰にも好きにさせちゃいけない。
文が手を握ってその言葉を言ってくれてよかった。
更紗も文もお互いの前ではお互いを隠さずいれていて、そんな関係が羨ましかった。ふたりが良ければそれでいい。