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流浪の月のoliveのネタバレレビュー・内容・結末

流浪の月(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

もうどうしていいか分からない、何の問題提起?どう感じればいい?完全にガードを固めてるつもりだったのにそんな所からそんな強く打ってくるの?そこはノーガードだったよ、というような感想。性的マイノリティーについて最近は様々な角度から考え前より理解?というか少し自分事に考えるようになってきてたはず。で、小児性愛をマイノリティーとして受けるのか?
「ああいうのは病気だから治らない」なんて言ってきた。児童ポルノとはまた違うのだろうけどそういうの忌み嫌ってた、そういう自分を疑わなかった。
見終わってなんか混乱というか自分で思いがけぬほど狼狽えた。
当事者のどうにもならない苦しみや孤独、なんとか前に進もうとすると自分も相手も傷つけてしまう。
何度も欠けた月が暗く映る、丸い月をあの形と認識して生きていると言われているのか?見たいものを見ている…、なんか責められてるように感じた。
松坂桃李がやっぱり物凄い、温度のない眼差しが凄すぎる。白鳥玉季と広瀬すずが完全に同一人物だった、覚悟を決めたような横浜流星、そして趣里、三浦貴大、それぞれがそこに生きている感じだった。
今まで感じたことないタイプの衝撃だった。今は自分のこの感じを持て余している。
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