このレビューはネタバレを含みます
原作者ファンです。
役者のみんなが素晴しく、透き通る空気感と人間の仄暗い感情が重なってて、なんとも言えない。
松坂桃李演じる文の葛藤、小児性愛者だからか大人になれない恐怖をさらけ出した鬼気迫るラストシーンが辛い。
けれど、そうなれたのは更紗と出会えたからで、彼女はきっと人よりも大きな愛情を持った強い人間なのだろうと思う。
1人として同じ人間はいないと、
分かってるのに、
固定された考えや、
世間の風潮が正しいとされがちなもどかしさ。
誰にも迷惑かけてないのに、逆に迷惑(攻撃)かけてくる世間が正しいかのようなやり方。つらい。