このレビューはネタバレを含みます
スパイもの好きの自分としては観ないわけにはいかない。早速、行きつけのTOHOでIMAXで鑑賞。
以下、ネタバレがあるのでご注意
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冒頭、スーツで決めたカッコいい紳士と、ドレスで決めたセクシーな女性のスタイリッシュなやり取りで幕が開ける。いかにもスパイ映画な感じで心が高鳴る。
このセクシー女性、後で調べると、デュアリパというお方である。
少し前にこのデュアリパの「leviating」という曲がヒットして、良い曲だなと聴いていたんだけど、意外にもこの映画でルックスを知ることになった。
このスタイリッシュなシーン。実は小説家である「エリー・コンウェイ」の「アーガイル」というスパイ小説の中の話であり、本編は、このエリー・コンウェイの現実の世界で進むのだが、、
途中から、エリー自身が小説の中に入り込んだかのように、スパイのいざこざに巻き込まれ、観ている方も混乱するのである。
全体の雰囲気としては、コミカルで軽妙な感じなのだが。。どちらかと言うと007やボーンシリーズのように、マジなスパイ物が好きな自分にとっては、どうもしっくり来ない。
監督のマシューボーンの趣味なんだと思うけど、キングスマンで出てきた花火しかり、今回の派手な色のスモークしかり、あまりに幼稚な印象で、白けてしまうのである。
「コードネームUNCLE」みたいに、軽妙だけどスタイリッシュに徹している感じなら好きなんだけどね。
あとは、現実世界で出てくるスパイが、普通のおっさんとおばさんなところはリアル感はあるけど、やっぱりスパイはカッコいい方が夢があって良いよね。
それにしても、機密ファイルとかデータを、みんなが血眼になって手に入れようとするパターン。観る側の勝手な思いでしか無いけど、もっと他の設定は無いものかと思ってしまう。
ちょっと辛口になってしまったけど、冒頭のスタイリッシュな雰囲気は好きだし、二重スパイを扱った捻りのあるストーリーは良いね!
以上