オレオレ

ARGYLLE/アーガイルのオレオレのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
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あちこちでプロモ見たし、「書いてる小説が事実」というあらすじに惹かれて見たら、超絶薄味デジャブ満載の駄作だった。
キャストはやたら豪華だが、印象に残るシーンやセリフがゼロ。なんなら、猫さえ、「これいる?」

売れっ子作家エリー(ブライス・D・ハワード。しばらく見ないうちにやたら貫禄ついてた)が、苦手な飛行機を避けて電車でイギリスを移動しているシーンから始まる(確か)。
小汚い男が相席してきてちょっとイラっとするが、自分の小説の筋を考えていると、その世界が現実世界とオーバーラップしたかのように、暴漢がやってくる(たぶん)。
すると、この目の前の小汚い男(S.ロックウェル)がエリーを守る行動に出て、実は自分は諜報部門エージェントだと言う(記憶によれば)。
自分が狙われる理由もなんだかわからないまま、猫をハードカバーリュック(これだけは記憶にあり)に入れて男と逃げるアリー(だかエリーだか)。

頭の中でプロットを考えているときは超絶面白いが、脚本にするとそれが半減、そして映像にするとそれがさらに半減するパターンだと思われる。
高身長マッチョ色男+セクシーブロンドがスパイで、エキゾチックな街をぶっ壊しながら敵を追う、というオリジナルの小説とやらも手垢が付き過ぎて今さら、だし。
で、アーガイルってなんだっけ?あのアーガイル柄がなんか関係したんだっけ?猫の名前でもないし、なんだっけか。
と、記憶喪失はこっちの話だよ、となるC級映画であった。ラジー賞確実なんでない?