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デモニックのfishmuttonのレビュー・感想・評価

デモニック(2021年製作の映画)
2.3
私には響かなかった。冴えなかった。

実は最先端技術×悪魔払いなホラー。悪魔払いシーンはないと言って良い。しょぼい。

絶縁してた殺人者の母の意識がないから来てと連絡がくるよ。嫌だけど一言言ってやりたくて行くよ。最先端技術で、母の脳内を再現した仮想空間にダイブするよ。母に拒絶されるよ。医者たちは何か隠してるっぽいよ。実は、母は悪魔憑きで医者たちは悪魔払い師だったよ。悪魔は主人公に鞍替えしたくて、主人公やその親友に悪夢を見させて恐怖をあおるよ。
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カーリー:主人公。母親の性で村八分状態になった過去あり。親友が都会から帰ってきて嬉しい。最近悪夢をみる。
サム:主人公の親友。都会から帰ってきた。
アンジェラ:主人公の母。療養所行く→おかしくなる→カラスの魔除け→職場だった老人ホームを焼き21人を殺す→有罪判決で刑務所へ→被験者として研究施設(病院)へ
マーベル(?):主人公の親友だった男。療養所へ行ったアンジェラを主人公と探しに行っておかしくなる。そのことで主人公等から距離を置かれる。実は、当時の彼の不可解な言動はアンジェラに憑いた悪魔の影響を受けていたせいだった。
マイケル:アンジェラをみている医者。いけ好かない奴。情報を開示せずに主人公を巻き込む。実は悪魔払い師。
男:アンジェラの病院の技術者。脳内の再現&ダイブの機械を操作する。主人公の身を案じている点でまともそうな奴に見えた。
聖槍:バチカンで1000年保管されていた。悪魔を倒せる。

本作の悪魔払いにおいて、悪魔が外界と人体の出入りができるのは特定のスポットのみ。そのスポットとは、悪魔が人間に憑いた場所のこと。なので、悪魔憑きの脳内にダイブして悪魔に憑かれた場所を割り出す→そこに悪魔憑きの人間を運び悪魔払いをする、という行程を踏む。

インディーズゲームとしてやったら、それなりに楽しいかもしれないなと言う感じだった。

映画としては見せ場がないように感じた。
小型ナイフのような聖槍で刺して除霊完了。しょぼい。

主人公が母親や友人の反対を押しのけて行動する理由について、私はそこまで必然性を感じられなかった。特に2回目の訪問理由。親が死ぬ前にわだかまりを解消したいと思ったら赴くものなのだろうか?あと、無実(悪魔のせいだった)の母親を救いたいってのも、わざわざ自ら行かなくてもなと思ってしまった。
もっと主人公が追い詰められていたら必然性を感じられたのかな?
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