FATMAX夜食のデブロード

スーパーヒーローへの道のFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

スーパーヒーローへの道(2020年製作の映画)
3.3
どうしてもこんなタイトルだとソッチを想像/期待してしまうが、コレはむしろ《ワンダー強めな刑事モノ》と考えた方がしっくり来る。
CGバッキバキなド派手アクションも あまり多くない。

しかしコレ、MCUやDCEUと比べるのは大間違い。
そもそも歴史も違えば密度も違う。


ヒーロー物として考えるなら1発ヒネりを効かせた設定。

あからさまに笑わせる様なコメディ演出は少ないがドラマとしてキャラクターでクスッとさせるので重苦しさも無い。

"軽い気持ちで観る"が吉。


確実にダサいが間違っていない正に「タイトルの如く」な展開のクライマックスが ぶっちゃけチョイと演出的に弱いとは思ったが、ユニバースゆえのしがらみが多過ぎて本来の

「ヒーロー物として観たらどうなんだ?コレは」

という感じにはなっていないのが好印象。


王道とは違う変化球なフランス産ヒーロー物の刑事モノのコンボ。

「続きが観たいか?」と問われれば『面白さに対して相当な自信が無いなら無理して作らなくても良いのでは?』と答えるが、ランタイムも長過ぎず設定も意外としっかりしていて個人的には結構気に入った。