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私ときどきレッサーパンダのkuutaのレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
3.0
今回ピクサーが描いたのはトロントの中華系の母娘。

思春期を迎えて自我が育ち、アメリカナイズ(カナダだけど)された嗜好を持つ主人公は、中華系の母のやや重すぎる愛情と束縛との間で葛藤している。

普段は抑えている「自我」の発露として大きな赤いレッサーパンダが出てくるのだけど、そのパンダ含め、キャラ造形が全体的にあまり可愛くなくて(いけてない主人公、いけてない友人etc)、もちろんそれも意図してのことと理解しながら、やっぱり可愛いほうが見ててあがるのに…と思ってしまった。

『ミラベルと魔法だらけの家』の冴えない主人公ミラベルはどんどん可愛く見えてきたのになぁ。

となりの山田くんとかじゃりん子チエみたいに歯を大きく描いたり、可愛いものをみて目がウルウルしたり、少し古い日本のアニメからの影響が大きいのも少しノレなかったなー。
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