HAYATO

私ときどきレッサーパンダのHAYATOのレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
3.3
2023年455本目
ピクサーアニメーション制作の長編アニメ
Disney+独占配信
ある出来事をきっかけに、感情をコントロールできなくなってしまったメイが、とある朝目を覚ますと、自分が巨大レッサーパンダになってしまったことに気づく。
序盤からメイの母親・ミンにイライラしっぱなしで、危うくレッサーパンダになるとこだった。
是非とも彼女をディズニー・ヴィランズに加えて欲しい。
全年齢向けのアニメーション作品で、ここまで明確に「生理」について言及しているのは初めて見たかもしれない。
アジア人を描いた作品でありがちな「家族の束縛」というテーマが本作でも描かれていて、親の前で本当の自分を押さえ込んでいるメイが、母の期待に応えようとし続ける姿は、見ていて痛々しい。
側から見ると毒親に支配されているのは一目瞭然なのに、子供本人はそのことを全く認識できていないのがすごくリアル。
ドミー・シー監督自らの経験を活かし、オタク特有の感情や連帯感がうまく表現されていて、最愛の推し「4★TOWN」のことになると、わかりやすく目を輝かせてしまうメイとその仲間たちの姿が可愛らしい。
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