ヴレア

私ときどきレッサーパンダのヴレアのレビュー・感想・評価

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)
4.1
上映最終日に駆け込み。
これは映画館で観たかったので観れて良かった!

レッサーパンダになるという通過儀礼を通して描かれる家族のカタチ。
13歳の少女ミンはお母さんに認めてもらいたい、褒められたい、という気持ちが強く、抗うなんて出来なかった。
しかし、思春期を迎え、色々やりたい事も多いし、お母さんの事を優先するあまりに本当の自分を見失っていたんじゃないかと気付いて行く。
これは誰しもが経験する青春のひとコマであるからして、とても共感出来る話だろう。
また、ミンだけにスポットを与えている訳でもなく、実はお母さんの物語でもあるというのがとても面白く、深い内容に感じられた。
単純に青春コメディとしても面白く、レッサーパンダになれる事を通して描かれる日常はとてもワクワクに満ちていてほっこり楽しめました。
観客1人1人の心にもきっとレッサーパンダが宿っているに違いない。
ヴレア

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