このレビューはネタバレを含みます
「アタシはパパを選んだのに」
ラストで号泣(ToT)
こんなん反則やろ、泣かずにはおれんやろ。
終盤の心の揺さぶられ方、半端なかった。
え、アントニオ死んじゃった？
と思わせてからの、あ、生きてた。けど強制送還？ ひとりで？
からの空港での二転三転...もぅ堪らんかったよ。
養子縁組したのに市民権貰えない？
何十年もアメリカ人として過ごしてきたのにある日突然不法移民だ言われて国を追い出される...そんなバカは話があってたまるか！
アントニオ（韓国系なのになぜこの名( ﾟДﾟ)？）が不憫でならない。
けど、彼にも落ち度はある。
若気の至りならまだ許せるけど、またバイク窃盗に手を染めるなんて...
「私はあなたが真面目に頑張ってくれさえすれば何処にだってついていったのに！」
だよね、奥さんが怒る気持ち、よくわかるよ。
ハッピーエンドじゃない、苦い結末。
けど絶望じゃない。暖かい思いが残る。
忘れがたい作品でした。
あと、前夫エースが嫌なヤツなままじゃなくてよかった。
糞相棒警官に手錠掛けたところ、キャシー呼んできてボコ殴りにさせたところはスカッとしたね。
（追記）
ここからは完全に個人的なぼやきです、あしからず。
自分はある日突然嫁さんから離婚届突きつけられて、「そんなに嫌なら離婚したるわ！」言うて子供三人嫁さんに渡して家を出た人間で、けどいざ離婚してひとりになってみたら寂しくて寂しくて気が狂いそうになって、「面会日になれば子供たちに会える」それだけを希望に地獄の日々を過ごして、で、面会日に会いに行ったら元嫁にインターホン越しに「子供たちはアンタに会いたくなって言ってる」言われて...
その時の絶望感たるや、今思い出しても胸が締め付けられるいうより握り潰されるよな感じで...
「そんなわけあるか！子供たちに会わせろ！！」
インターホンでごねてたら長男が出てきてパパと一緒に行くって言ってくれたのよ。どれだけ嬉しかったことか...
それで息子二人と遊びに行って、それでも下の娘二人に会えないことが寂しくて。
一日遊んで息子を送り届けに行ったら一番下の娘（当時三歳くらい）がとことこ玄関に出てきて「一緒に遊びに行きたかった」て言ったんだよ。
親が離婚したことも何もわかってなかったんだと思うよ。
そりゃ元嫁からすれば自分は子どもに会わせたくないと思うくらい酷い夫だったんだろうよ。今は反省しきりですよ。
けどさぁ...
だから、この映画のエースの気持ちもわかるのよ。
彼が嫌なヤツのまま終わらなかったことが嬉しいのよ。
今は成人して都会に出てった息子が盆と正月に帰省した際には向こうから連絡きて、酒を飲む間柄になってる。
でも、まだ学生の下の娘とは簡単には会えない。
すいません、ダラダラとぼやいてしまいました(^-^;...
どうしても言いたくなってしまったので。
一日一レビュー連続記録004
