前髪メガネ

私はいったい、何と闘っているのかの前髪メガネのレビュー・感想・評価

3.5
主人公が驚くべき速さでタイトルを言う。

地元密着型スーパーのウメヤで働く45歳の伊澤春男。勤続25年にして万年主任の彼だったが、信頼する上田店長の「春男はこの店の司令塔」という言葉にやる気をかき立てられている。たまの休みには、息子の少年野球のレギュラー争いのために「差し入れ作戦」を考えたり、長女の彼氏に父親の威厳を見せつけるべく、「名酒“ナポレオン”作戦」を決行したり、仕事では店長昇進への妄想と現実の狭間で一喜一憂を繰り返し、その脳内は今日も戦場と化している。愛する家族とのかけがえのない生活と、念願の店長昇格への長く険しい戦いの果てに、思わぬ結末が彼を待ち受けていた。

結構心の声がうるさい。
笑えるシーンもあるけど、殆どは邦画によく観られるわざとらしさだったり、キャラクターの不自然な誇張だったり。
そこまで期待していなかったので特に損得も感じずに終わったかな。
ただ伊澤春男のお人好しなキャラクターにはシンパシーを感じて歯痒くなった。そんな役回りだけど家族には愛されているのはとても救われた。
日本人にそこそこな一定数存在するであろうキャラクター像だろうから共感を覚える人多そう。

あと金子大地あんな熱血バカな役もできるのかと驚き。そこは得したかも。
前髪メガネ

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