久々の胸糞映画。
事実に基づく作品。強姦された女性がそれを訴えその夫が決闘裁判にてレイプ犯に罪を償わせようとする話、なはず。
カルージュとジャックルグリは同じ王に支える騎士であったがカルージュの妻マグリットに一目惚れしたジャック・ルグリは夫の不在中に家に潜り込みマグリットをレイプする。
カルージュとルグリとマグリットの3人の視点からなる3部構成なのだけど、マグリットの物語を描いてるわけではなくあくまでも騎士同士に重きを置き、マグリットの心情は添え物のように描かれている気がした。
3部作の中でも男2人の物語よりもマグリットの話は短く(決してマグリットを蔑ろにしているわけではないのだけれど)モヤーっとする嫌な気持ちが見終わる頃には少し浄化されるかなと思ったもののモヤーっとしたまま、寧ろ嫌な感じになりながら終わってしまった。
ところどころにあるセカンドレイプ的な表現やトロフィーワイフとして扱われ続けるマグリットの居心地の悪さは伝わったけれど、けれど、だよ。