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最後の決闘裁判のboaaaaatのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
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映画の作りはスーパースマートでノーストレスなんだけど題材がシリアスだしmetooや女性の権利が損なわれている問題が基盤にあるため、見ていておもしろい!キモい!しんどい!の感情がひたすらループしていた。

カルージュもル・グリもそれぞれ言うまでもなく最悪だけど、マルグリットの義母が特に気になった。義母もシステムの被害者ではあるけれど、その連鎖をつなげなくていいんだよなーと見ている方は思うんだけど、今もある同性のそういう構造に心当たりがないわけではなくて見ていてヒヤリとした。

ル・グリはめちゃくちゃキモく描かれていてよかった。本や音楽の趣味で勝手に親近感を覚えてのくだりとかあるあるって感じ。アダムドライバーのこと好きだけどめちゃくちゃ嫌いになったし、たまにやる困ったような笑顔もめちゃくちゃキモく見えてきておもしろかった。
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