DORATARO

最後の決闘裁判のDORATAROのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
中世ヨーロッパにかの決闘裁判なるものが存在していたとは驚き。決闘の勝敗は神による審判であるから勝者こそ真であるとな。しかし二人の旧友が決闘するその訳というのが現代にも通ずる俗っぽい問題であるというのが面白いところです。現代でも決闘すべき人多そうだな〜と思ったり。また、羅生門メソッドで三者三様の視点から描くことで、三者間の思考のズレや解釈の誤差が分かるようになってるのが巧みです。史実なので羅生門の”真相は藪の中”って展開は無くてその点は残念。見直すと細かい演技やセリフの違いに気づけそう。中世の男性優位社会や女性蔑視な妄言がはっきり描かれるので女性目線では胸糞悪いかも。決闘シーンでの馬上の激突はすごい迫力でした!これぞデュエル!激れ!
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