Seira

最後の決闘裁判のSeiraのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.4
こういう独りよがりで勘違い甚だしい人っていつの時代も存在するものだなあ。
しょうもないエゴにプライドに権利。
自分のことばっかりで想像力が足りなくって本当に反吐が出るね。

3人の視点から描かれた物語。
これがなかなかに効果的で最後のセクションまでに着実に積み上げられててよかった。
その分最初の方はわりと退屈ではあるけれど、アクション多めで飽きはしなかったかな。
人によって真実って違うからね。
全員が自分の物語では自分が真のヒーローだった。
側から見てるとああ馬鹿なんだなとしか思わないけれど。
レイプの罪が、犯された女性に対してではなく、その夫の所有物を攻撃したことに対してであるこの時代の法律。
かつて同じ道を通った人ですら肩を持ってくれないなんて。
ペットが攻撃されたら器物破損だったのが動物愛護法違反に変わったのもそうだよな。
傷付いてきた人たちが戦ってきた人たちがいるから変化が起こる。

王様役の人出番少なかったのにインパクトすごかったなあ。
キャラクター性が滲み出てた。サイコですね。
Seira

Seira