試写会にて鑑賞しました。
北欧の雄大な自然の中で丁寧に書かれる日常
その中に潜む違和感も、彼らにとっては当たり前のことだから説明しない。
聖書にて人間の形容として描かれる羊の子アダ、そして母のマリア。
宗教的なメタファーが散りばめられているようで、そうでもない。。。
なんともつかみどころのない映画だった。
ここ何年かよく見る「嫌な違和感がずっと付き纏っている」ような映画のようで、また違う恐怖や嫌悪感の煽り方と感じた。
評価の軸はさまざまあると思うが、
美麗な映像、印象的な動物の表情、説明的になりすぎない演出など、質は高いんだろうと思う。
しかし同時に”自称映画通”のわかってるアピールのために過剰にヨイショされそうだとも思った。
個人的にはトレーラーで流れた”God Only Knows”が印象的だったから本編でも聞きたかったな。