LAMB／ラムの昼行灯のレビュー・感想・評価

「あんたらばっかり驚いてないで、早よこっちにも見せてくれや」という悶々とした時間が40分。そんなに引っ張らなくてもいいのに。

異形のもの以上に厄介な、過去を捨てきれない人間。勝手に段取りして、勝手に悦に浸って、勝手に騒ぎ出す。そら先方だって怒るよ。

台詞よりも映像で見せるあたりは品があるし、オチも含めて好きなタイプの映画ながら、106分はちょっと長い。短編か中編くらいだったらもっといろいろ際立ったものになったと思うんだが。