タタキング

LAMB/ラムのタタキングのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
2.8
面白くはない。

第一章の不思議な雰囲気でストーリーが展開されていた段階はまだ作品としては楽しく見れたものの、

後半に行くにつれ、展開を何も考えていなかったことが浮き彫りになっていく駄作。

絵が綺麗な雰囲気ホラー作品はいくつか見たことがあるが、この作品は前半の展開しか考えず、謎にエンタメ性を意識したラストの無理な展開は最悪。

正直何もなくても、ふわっと終わっておけば何も考えてないなりに雰囲気だけで押し切れたのではと思う。

中盤までまだ娘中心に話は進むものの、中盤以降は、何故かよく見る不倫ものの三角関係でこの作品特有の良さを全く活かさなくなる、何がしたいのかわからない。

雰囲気ホラーでも、ミッドサマーやグッドナイト・マミーの様に、一貫したテーマを絞った上でもう少しテーマ性を見直して、ストーリーの展開をもう二転三転作って欲しい。

演出面などは平面的な絵や視線を見せない演出は嫌いではなかったのでそこは良かった。
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