会話などが少ない分、画で魅せる映画だと感じた。アイスランドの自然や動物達の不穏なカット、途中まで仲がいいのかわからない夫婦の様子や、この物語の主である「羊から生まれた何か」を暫く画面上に出さず焦らす魅せ方も比較的単調なこの映画に没入させる一要因になってると思った。派手な展開がないものの、脚本自体は独創的で、先の展開が読めないこともあってこういうタイプの作品には珍しく画面に惹き込まれた。考察を読んだけどかなり宗教色が強い。それを強調せず裏地に敷いてあるような感じだから余計物語自体はパッとしないけど考察読んだ以降は見方が変わりそう