このレビューはネタバレを含みます
未来への希望を信じて駆け続けるしんちゃんと、未来を諦め夢ある過去に戻りたがってるケンとチャコ。何が悪いか正しいかじゃなく、ただ“今”を生きていたい。だからしんちゃんに涙して、二人を嫌いにはなれない。この二人に何があったかは知らないけど、余程っぽい…
しんちゃんと出会ったことがこの二人の閉じた日々に光を灯してくれたなら…明日からもこうして笑って泣いて怒って生きてほしい。今を見たらケンとチャコはどんな気持ちになるんだろ?
クレしん映画を語る上で絶対避けられない一本。ノスタルジーを暴力的な洗脳兵器に置き換えるとか、発想が素晴らしいし、何よりトータルで最高。
前半のカスカベぼうえいたいとオトナ帝国戦、後半の野原一家、オトナ帝国、ケン·チャコ戦はそれぞれ違った素晴らしいさ、センスに溢れた一級品!
とにもかくにも時間があれば、興味があれば是非一度!
クレしん映画で泣くわけないと思うお方は特にです(笑)。