このレビューはネタバレを含みます
観終わって、噛み砕いて、味わって。
正直なところ点数は難しい！が、1ファンとしては、ちょっとマジメに振りすぎたかなぁと思ってしまう。
世界で初めてデジモンとパートナーを結んだ人間、ルイ。その秘密が明かされるとともに、選ばれし子どもたちに新たな脅威が迫る。
ストーリーはしっかり練られていて、大輔含むみんなも02当時のキャラに沿っていて、あと闇深めな部分もしっかりデジモン愛を感じれるのだけれども。だけれども！！20年を超えて期待していたのはやはり「最後のアーマー進化！」のようなガッツリバトルであって、「ダゴモンの呼び声」みたいな闇は控えめでも良かったのでは？というのが素直な感想。まあ今でもタイトルが思い出せるくらい02って闇テーマが多かった印象はある。賢ちゃんとか特に、ね。
進化バンクはラスエボよりも多めで、初期に準じているあたりはファンサもりもりではあるものの、みんなが期待していたパイルドラモンの出番虚しく、そして結局インペリアルドラモンはドラゴンモード出番少ないのよね。街中を飛んで行くシーンはむちゃくちゃ良かったけど、言ってしまえばそこのみであり、もっと戦うシーンがほしかったなぁ。
そして結局パートナー関係の話はうやむやなままデジヴァイスがなくなるという、もうラスエボとつながってるのかなんなのかよくわからない。これで終わりなのかなぁ。でもこれ以上引っ張ってもなあ。。。
あとルイとウッコモンのやり取りが完全に他キャラに置き換えれてしまうのよね。声優さんうますぎるのよ（笑）。
と、書き出すとどうしても"こうしてほしかった"が溢れてきてしまうが、たまたま田口智久監督のインタビュー記事を目にし、相当なプレッシャーがある中で、なるべくこれまでと齟齬のないように心がけて作ってくださったという。それは伝わります。本当に新作大変だったと思いますが感謝です。ルイ役の緒方さんも相当悩まれて声を吹き込んだとおっしゃっており、いろいろな思いを感じます。
ひとまずお疲れさまでした。
