愛なのにという言葉が何回も反芻する
古本屋さんの店主 多田
多田が一途に追いかけてまだ好きだけど結婚を控える 一花
多田に求婚する高校生 岬
複雑に恋愛模様が交わる
今泉さんは入り方がいつも上手いなと思う
繊細で淡々としていて、上手くシンプルにまとめ上げる そこからの音楽がとても心地良かった
それと余韻の使い方がすごく上手いなって
アクションをただ終わらせるんじゃなくて、気持ちが途切れないように、画の中の人間がちゃんと生きているんだと実感する
もちろんそれはセリフにも出ていて、毎回自然な台詞回しには驚かされる
どうなってるんだろうの1言
古本屋さんのカメラワークがとても良かった 構図も凄くセンスが良くて
不穏になりそうな時の手持ちも好き
愛なのに
愛って何だろう
答えがないから愛の映画が何十年何百年と作られ続けてる
それでも愛が絡む時のよく分からないけどあぁ人間。って感じが好き
憎らしさとか愛おしさとか皮肉とか裏切りとか純粋さとか
そんなものが映像として散らばってる作品
結局映画は人間。を求めてる
追記
自分事だけれども最近濡れ場がとても苦手
ストレスになりつつある…なぜだ
