題名とはいえ自分で自分のことを笑いのカイブツとか伝説のハガキ職人って言ってる時点でなかなかのプライド高い人物像は想像できるんだけど、それならもう2、3個は東京での華々しい成功体験が欲しかった。
まあ人間関係不得意ゆえのリアルな体験談なんだろうが、あまりにもリアルに描きすぎてどこで壁にぶち当たってどこにカタルシスがあってどう挫折したんかもフワッとしていて、全体としてもう少し脚色してよかったのでは、という感想。
でないと岡山くんが常にゴミの側で寝ている、みたいな日本の底を描くときによくある描写ばかりで少し飽きてまう。
「努力」のシーンは気持ちいいし、途中の大喜利の出し方もカッコよかった。ホンモノのやつだし。
そのリアルさが割と漫才というか、コントで描かないところがいいのだが、岡山くんの演技が割とコントしているところがあり、
居酒屋のシーンはまあまあ泣けた。
菅田将暉との演技のバケモノ対決してるみたいな。
岡山くんがほんとうにうまい。
モヤモヤすると長く書いてしまう。泣いたのだが。
