ぺー

女神の継承のぺーのレビュー・感想・評価

女神の継承(2021年製作の映画)
3.5
映画 女神の継承(2022)タイ.韓国/131分/R18+
監督.脚本 バンジョン・ピサンタナクーン
主演 ナリルヤ・グルモンコルペチ

公開当時専門2年、怖すぎると話題になっていたが、そこまで気にならなく、今更ながら観る事にした。
事前に言っておくが、実際には動物に危害は加えていないので偽物だ。
手首の切り傷のシーンが2箇所あるので嫌だったそこは。
宗教ホラー自体結構苦手なので、前半は退屈でしたが後半から面白かったです。
動物が殺されてしまうシーンは短いのですが、ワンちゃん偽物だとしても鍋の中に入れられて喰い殺されるのは辛かった。
内容的には救いが全く来ない究極のバッドエンド、撮影班もみんな、赤ん坊も家族も無惨に殺されます。
ノンが作中で1番やらかしてた、ミンに取り憑いた正体不明の悪霊とノンに取り憑いたなんか悪そうなバヤンが対峙していたが、バヤンが惜しくも負けてしまうとは、いや、それとも、ノンがバヤンの演技をしていたのか?そうとなると、バヤンは元から居ない存在なのだろうか?
悪霊も赤ん坊の声を真似して人を騙すという頭の良さをしてきやがった。
ただ気になった点としては、取り憑かれたミンとなんとしてても一緒の家にいようとする母親ノンがありえなさすぎて馬鹿すぎる、しかもミン服変わってるし着替えさせてるのか?これは普通に危ないし萎えたな。
後半は怒涛のゾンビ映画並のパニックホラーシチュエーション満載、しかし撮影班もカメラ持ってミン達を写している場合では無いのだ、予想を遥か上をゆく絶望を撮ってる場合か?逃げろ!
主人公枠のニムが儀式前日に睡眠中にラムタイ(死)するのは意外な展開だった。
「この車は赤い」ってシールの意味、分からんかったから考察見たけど、タイでは不吉な色の物にラッキーカラーのステッカーを付けることがあるそうです。
それと、ヤサンティア家の恨みが籠った藁人形、沢山釘が打ち込まれていたけど、ニムがラストシーンの最後のインタビューで「バヤンがいるか分からない」と言ってしまっていたのだが、どうしようもない最終手段としてニムが藁人形をヤサンティア家に込めて打ち付けたのではないかと思った。
ノンがキリストを信じ、バヤンをニムに委ねた恨みもあるのではないだろうか。
それとあの暴れてた儀式集団、インチキそう......コクソンで騙されたからなぁ......信用できんかった。
宗教ホラーでも騙されて脅されてめちゃくちゃやべぇ展開持ってこられたらそりゃ面白いよ。
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