このレビューはネタバレを含みます
原作やTVアニメ版については ほぼ知識なし。映画単体でも楽しめるということで視聴。さすが井上雅彦さん、その期待を裏切りません。「バスケ」「青春」「勇気」「One for all, all for one」、なんてワードが頭に浮かびました。“王道” VS “ダークホース”の話かも。主人公ではなく宮城リョータの物語に焦点を当てながら高校バスケ界の王者に立ち向かう一試合だけをスリリングに熱～く描く。いまは「優しさ」が強調される時代だけどスポーツだけでなく 現実社会でも しんどい状況に逃げずに立ち向かう勇気とあきらめないファイティングスピリットこそが やっぱり必要。そうはいっても簡単じゃない。一人だけでつっぱって頑張れればいいけど 意固地にならず心を開いて支えてもらうのも勇気。他者を信じて助けを求めることのできる力。 エピローグでの澤北の「俺に必要な経験をください」の答えは 負ける経験。私の場合は 勝つ経験が欲しかった… 人生、さまざま。 「ドリブルこそちびの生きる道なんだよ！」、リョータ、カッコいい！原作も読もうかな。
