ちいさな泥棒

マッド・ストーカー -監禁地獄-のちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

3.0
昨日今日で登録してもらえたの早っっ
ありがとうございます。

逆恨みと歪んだ愛情でストーカーになった15年後の教え子に、幼い娘とともに53日間拉致監禁された1980年実際に起きた事件。神を信じてたから救われた的なナレーションベースですすむので娘のため、触れ込みである不条理な暴行も耐える母親を描いた作品を期待して観るとうーん。拉致監禁され暴行されたほうももちろん最悪なんだけど、まったく関係ないのによかれと思って声をかけ巻き込まれた10歳くらいの少年がただかなり可哀想。

少し事件のことについて調べてみたけどちゃんとした日本語の記事がなくあやふやだけど、裁判中も5人くらい人雇って殺そうとしたり、自分で襲いかかって62針くらい縫うを傷を負わせたらしい。どんだけの執着心なんだ…観てる途中で調べて記事が記事で曖昧だったしそこまで描いてくれるのかな描いてほしいな〜、てか描いたほうが作品としてはカッコいいよな〜って期待してたけど神様万歳で終わった。実際腰に巻かれていた鎖や犯人の再現度は高い。

拉致監禁された女性が夫婦揃って神の教えを説く人なので教会や聖書についてのシーンが多く、これを通して神を信じていれば的なものを宣伝してるのが透けて見えまくりなんだけど、そもそも神がいるならここまで熱心な信者にこんな酷い事件や試練起こさないよなって説かれるたびに頭をよぎってしまった……信仰を失いそうになったけど主は私をまだ見捨ててはいなかった。主はまだ私を導いてくれたのだ…とかあるけど、いや、自分で光の加減で気づいただけやん😇と思ってしまう私はやっぱり無神論者ですね(笑)