小松菜奈という女優がこの仕事をオファーされた時にどう思ったのかなとふと思った。
このような難病を患う人は少なく、気持ちを想像して演じるんだろうと思うが、小松菜奈の表情ひとつで観ている人のこの映画に対する評価は全く違ったものになるわけで、どんな気持ちだったんだろうなあと思った次第です。実話をベースとした作品なのでストーリーに驚くような展開はなく、家族や友人そして恋人とのことが描かれますが、やはりわかっていてもグッときます。
表情から彼氏がどんな気持ちなのか、家族がどう感じてるのか、大袈裟ではなく感情移入してしまうのです。
リリーフランキー演じる居酒屋の店長の言葉、「愛する人に出会えるなんて奇跡のようなものだ」も考えさせられる言葉でよかった。
生きることの尊さをまさに命をかけて表現した作者に感謝と哀悼の意を捧げたい。
