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復活
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『復活』に投稿された感想・評価

がっかりぴょん。
原作が(少なくとも人間ドラマとしては)しっかりしてるのにね。

ロストポイント───
❶ 映像で語らず、ナレーション&独白を全開しすぎ。(例外的に、初登場時のカチューシャのバスト接写~十字架のペンダント明示や、駅ホームでの哀切な無言劇や、そのほか後篇のしばらく非ナレートで進んでたあたりにはモノクロ映画本来のゴツゴツした宝石性が出てたんだけど。)
❷ ダラダラ編集。原作も確かに長いが、場面の取捨選択とかもうちょっと頑張ってほしかった。(ただし、私が今回観たのは国立映画アーカイブでの前篇99分+後篇107分であり、短めのおまとめ普及版DVDの方はもっとずっと観やすいんだろな。)
❸ 主演二人のキャスティングに違和感。まず、カチューシャがあんなに童顔だなんて。。。 ソバカスでも散らしたらまるでアメリカの田舎娘か少年だ。社会主義国(兼、覇権国家)で育った製作当時1960年頃の若手女優タマーラ・ショミナは「売春婦」なんて概念をうまく掴めてなかった可能性も。だからなのか、前篇の悲痛さ表現も、中盤の不埒な口ぶりなんかも全然リアルじゃなかった。最後まで彼女には感情移入できないままだった。(松井須磨子のがマシ? それはないにしても、ネフリュードフの一時の恋人ミッシ役の女優や国事犯役のアナスタシヤ・ズーエヴァ?を主演させた方がよかったんでは??)
それと、ネフリュードフ役エヴゲニー・マトヴェーエフにも前半なかなか慣れなかった。貫祿と老け感ありすぎで。もうちょっと若々しくてスマートで軽薄さの名残もありな感じをかつての読書時には思い描いてたから。
前述した国事犯役の女性と恋敵シモンソン役ウラジーミル・グーセフの二人は、スクリーン映え充分だった。すなわち彼女と彼を映してる時は映画自体が活き活きと引き締まってた。
❹ そもそも、禁欲的&博愛主義的なザ・クリスチャン以外の何者でもないトルストイの良心小説を、宗教軽視のソ連人がまともに扱えるわけがなかった。多くの観客に「私も聖書を読んでみようかしら」と思わせようとする気概が必要だった。
かくいう私は、愛の神なんていないと知ってる。信心もギトギトの神否定も両方えぐいほどに屹立的に描ききってたドストエフスキーを王将とすれば、トルストイの文学は信仰しか見てなくて角か桂馬ぐらいの実力しか持たない。(実際、ドストエフスキーは今なお世界中の若者たちを新たに取り込んでるみたいだけど、トルストイの愛好者はどんどん減ってきてる。トルストイ作品中最もメロな魅力のある本作の原作をもってしても、集めえた客は今回お年寄りばっかり。)
けども、信仰持つ人の美しさを私は否定まではしたくない。無造作な否定を放置するのは、アンフェアだ。
フェアネスが好き。じゃあ、信仰映画をやっぱりきちんと監督らは目指すべきだったのだと本作を今からでも後押ししてあげるとして、その場合、聖書をぺらぺらめくって悟りを得る(だけ)という原作のラストシーンをどう脚色しえただろうか? わからんちん。
トルストイの死後50年を記念してソ連映画界が総力を挙げて制作した文芸大作。冷戦時代の作品のため西側諸国では上映されず殆ど存在を知られていない(ミハイル・カラトーゾフ監督「怒りのキューバ」(1964)と同様)。日本ではATG配給で1965年に公開。

ある商人を毒殺したという無実の罪で裁判にかけられるカチューシャ。裁判当日の陪審員席には、彼女の少女時代に処女を奪った名士ネフリュードフがいた。彼は罪の意識にさいなまれる。不当な裁判でシベリア送りになったカチューシャにネフリュードフは付いていくが。。。

トルストイの原作を忠実に映画化している。ドイツ表現主義やリアリズモを感じさせる映像は素晴らしく、本作がデビューとなるヒロインも過去と現在を見事に演じ分けていて引き込まれる。久々にトルストイを味わうことができて見ごたえがあった。

もっと知られるべき名作だと思う。冷戦時代のソ連映画にはまだ見ぬ名作が眠っているのだろう。
theocats

theocatsの感想・評価

4.2
これぞソビエト文芸大作モノクロ映画!! 
原作は未読だが十分以上に原作の香りを伝えてくれているのでは?という感慨がもたらされた。
「いや違う(ニエット!!)」という事情通の声もあるかもしれないけれど・・・

トルストイはいずれも原書未読ながら映画では何作か視聴。
読もう読もうと思っていてもなかなか着手できないが、本当にいつか読まないとね。苦笑