大友克洋ファンで「童夢」は既読、愛読書です。
そんな私として本作は、監督がどう読み、どう解釈し、それをどう再構築したかが気になるところでした。
そして結果として「素晴らしい童夢の実写化である」と感じました。
時として子供は道徳や倫理、常識に囚われない純粋さを持っています。それが故に大人からみると冷酷で非情で残酷に思う振る舞いをしますよね。
もしそんな子供が超能力に目覚めてしまったら……？
ある集合住宅の一画での子ども社会の中で起きるそんな出来事を見事に描いていました。
原作にない部分であり主演でもある自閉症のお姉さんと常人の妹との関わり方もストーリーの中で変わっていくところがとても良かったですね。
オススメの作品です。
