ひでG

イノセンツのひでGのレビュー・感想・評価

イノセンツ(2021年製作の映画)
4.0
僕はホラー映画があまり得意でない。
怖い😱という意味ではなく、その逆で、
怨念、霊、たたりの類を全く信じていないので、それが出てきても、あまり怖いと感じたことがないからです。
ただ、映画ファンとして、怖い雰囲気は楽しんでいます😆
こー書くと、なんかつまらない男!宣言みたいで、ごめん🙏さい。

でも、これは、、、怖かったです。
劇中、何度か「許して、、!」とか「止めろ〜!」て、心の中で叫んでいました。

これは、怖い〜です。ほんとに怖い〜です
劇中、何度も鳥肌が立った(怖くて💦)映画は久しぶりです。

でも、それは、単に「ガーン!」という大きな音でびっくりさせる子ども騙しの驚かせではなくて、映像、絵として計算して見せてこの映画の魅力だと思います。
不気味なトーンが広がっていくんですね💦

まず、冒頭からいいですね。
誰の声?音?何か喋ってるの?
ここは車の中?

生涯を持つアンナの発する音(言葉)だとわかる。
それを無機質な表情で見る妹のアイダ。
何とアイダはアンナの足を抓るのだ!
わあ〰️この映画、只者ではないな、って思いました!

この映画のハイクオリティなのは、
不思議な魔力を発する当事者の子どもたちが、自分の持っている力を客観視できていないところ。まして、「僕の魔力が、、か何てつまらないセリフで説明していない。

あの子たちも自分の能力や残虐性を持て余し、どこで使ったらいいのか、そもそも使っていいのかさえ分かっていない。
だから、あんな残虐なことをした後、後悔の涙を流したり、、

最後の超能力対決シーンは、不気味さとスリリングさで劇場の中も張り詰めた空気に
支配されていました。(僕も肩がゴリゴリ💦)

誰にでも受容される映画ではありませんし、逆に不快に思う人もあるでしょうが、面白さでは⭕️です。
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