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呪術召喚/カンディシャのhoteltokyoのレビュー・感想・評価

呪術召喚/カンディシャ(2020年製作の映画)
3.8
フランスのある田舎町の団地に住むアメリ、モルジャナ、ビントゥはグラフィティを生きがいに生きるシティーガール。ある日、スプレーを吹きかけていた壁の裏側に「KANDISHA」という文字を発見する。これが呪術的な意味であることを知った3人であったが、ある事件をきっかけにこの呪術によって異界のモノを呼び起こしてしまう・・・的な物語。

呪術召喚後に現れた超デカパイ悪魔「カンディシャ」が、「男限定」で体を捻じ曲げたり、引き違ったりと大暴れ。こりゃ手におえん、と召喚したシティーガールが再び封じ込めにかかる・・といった展開。

超絶的な力だけではなく、男の頭に火をつけて燃やしたり、車に引かせたりと、やや地味でいやらしいパワーも持ち合わせるカンディーシャ。どうやらモロッコでは、アメリカのキャンディーマン的な世界屈指の悪魔とされているらしい。普通の映画では「気弱で優しい黒人デブ少年」はまず死なない。だが本作は違う。それほどまでにパワーを持っている悪魔なのだ。そしてその殺し方も、自身のデカパイで人の目を誘って殺る、まさに悪魔界のチョウチンアンコウだ。

また、そのカンディシャ以上に存在感のでかい、御茶ノ水博士みたいなハゲ方をした脇役にも注目、お前その髪型どうしたんや・・・
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