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イノセンツのhoteltokyoのレビュー・感想・評価

イノセンツ(2021年製作の映画)
3.8
ノルウェーの郊外にある集合住宅に一組の家族が引っ越してくる。姉は自閉症で言葉を発することができず、妹が姉の面倒を観ながら親のいない時間を過ごしていた。ある日ここで友だちになった子と山へ入ったり、サッカーをしたり、一緒に遊ぶようになも、徐々に自分たちの中に芽生える不思議な力に気づき始める……的な物語。

監督は世界中の女性から共感の嵐を呼んだ、理想と現実の狭間を生きる女性を描いた映画『私は最悪。』のヨアキム・トリアー監督。なんと大友克洋の「童夢」が基になってるサイキックもの。

我々が想像できない次元の戦いが至極リアル。この脳内バトルはまさに令和のナイトヘッド。力を得たばかりに自我も壊れ、感情をコントロールできない子供が集合団地に不穏な空気をもたらす……。

内容は大友克洋の「童夢」が基かもだが、未知なる力を使うときに白目になる描写はプロレスラーの永田裕志からヒントを得た可能性も否定はできない。
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