このレビューはネタバレを含みます
連続殺人犯のはいむら(阿部サダオ)に死刑判決が下されるが、そのうち一つの殺人事件が自分が行ったものではないとして、昔交流のあった雅也に捜査を依頼する。
雅也はその調査を通してはいむらにシンパシーを感じるようになるが、最後の最後でその一件もはいむらの仕業であることを見破る。その依頼もはいむらによる洗脳の一環だった。
最後、雅也ははいむらとは違うということに気づき、中学の同級生である彼女と日常生活に戻るが、なんとその彼女もはいむらによるマインドコントロールを受けていたというオチで終わる。
阿部サダオのサイコパス演技が上手。過去の事件を追っていくなかではいむらが少しずつ明らかにされていくという流れの中で物語が進んでいくため、物語の起伏はそこまでないが、先が気になって見ちゃう感じ。最後のオチははいむららしいと感じる終わり方で良かった。