このレビューはネタバレを含みます
ラストに痺れた
城戸の人生をもっと見たくなったよ
彼は他人の人生を追うことで
そこから気を紛らわせていたけれど
りえは真実を知ったからこそ
「知らなくてもよかったのかな」
と思えたのだろう
じゃないと
りえが仮によくても
りえの息子は
アイデンティティを見失うか
真実を探し続けてしまうだろうから
途中、名前が増え過ぎて
誰が誰に変わったのか
分からなくなりかけた頃
ワインボトルで例えてくれたのは
すごく助かった
きっとここでスッキリしたのは
私だけじゃないと思いたい笑
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個人的には
自分のことを誰も知らない人しかいない
そんな所にフと身を置きたい時に
一人旅をするし
実母の素行が
子どもの頃から今もずっと恥ずかしくて
(物語のような前科持ちではないけど)
あの人と同じ血が自分の中に…
って思うと
“全身を掻きむしりたくなる感覚”
未だにあるから
だから名前というラベルを
貼り直したり
上書きすることで
現状を変えたかった気持ちは
わかる気がする
中身が同じでも
まさにワインボトルのように
ラベルで封を開けるかどうか
見定めてくるのが社会だから
名前は好きだけど
苗字は嫌いだから
結婚以外で変える方法はないか?
今もたまーにググってます