こちらも劇場で見逃したので鑑賞。シネマカリテで広告見た気がした。
何度も電話かかってくるし、ずっとパーティーシーンが目立つ映画。親だって一人の人間なんだけどなぁ。
サッカー少女のエマのパパが女の人になっちゃう話。それをホームビデオと映画でお伝えしちゃう映画。映画そのものもホームビデオも時間の進み方がなんかわかんなかったな。
あとエマ重視なので姉であるカロのことがあんまりわかんなかった。
女性へと姿を変えた父親と娘の距離の縮め方を観たかったのに、なかなか近づかない二人。それがこの映画の本番のはずなのに、本番が始まったのはエマが酒に倒れてからかな。
最近のこういう系の映画はほとんどタイへ。それをしている国はタイしかないのかな。
本来の家族とはこの作品に描かれているように、思いをストレートに伝えられなかったり拗れたりするものなんだろうけど、映画として観るにはわかりやすさに欠けたかな。ゆえにあんまり感動できなかったのもあった。
母は美人。
エマ役の方素敵だし、ホームビデオが現実の家族を移すという構成はお見事としか言えないんだけど、人と人の間にある何かを描くのに時間がかかりすぎている、ジェンダー的意味合いなのかサッカーすらを笑いものにするパパは許せないかな、最後はロンドンでキリっと締めたつもりかもしれないけど、あの子供たちのパパへの悪口や結局エマはパパに言えないことがあるままな気がして、モヤモヤしてしまったのでこの評価。
自伝的作品なんだろうけどなぁ、視点という意味では家族対話シーンのアングルは流石。