ぶみ

ウェディング・ハイのぶみのレビュー・感想・評価

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)
3.5
クセ者ぞろいの結婚式、一体どうなる!?

大九明子監督、バカリズム脚本、篠原涼子主演によるコメディ。
ハプニングが続出する結婚式において、何とか成功させようと奮闘するウェディング・プランナー等の姿を描く。
主人公となるプランナーを篠原、新郎新婦を中村倫也と関水渚が演じているほか、岩田剛典、中尾明慶、浅利陽介、前野朋哉、六角精児、尾美としのり、池田鉄洋、臼田あさ美、片桐はいり、向井理、高橋克実等々、安定した演技を見せるメンバーが集結。
本作品の舞台となる披露宴が始まるまでが思いのほか長く、そこに至るまではコメディ感も薄いため、果たしてどうなることやらと若干心配したものの、披露宴がスタートしてからは、まさにノンストップの面白さ。
また、先程コメディ感が薄いと書いた前半も、結婚式にまつわるあるあるネタが盛り込まれており、一応標準的な結婚式を挙げた身としては、中村演じる新郎が吐露する本音への共感ポイントが数多くあった次第。
意外にも、一番体を張っていたのが、普段は二枚目役が多い岩田であり、彼の新しい側面を見ることができたのは良かったところ。
わかりやすく伏線が回収され、コメディとしても、お仕事ムービーとしても、はたまた群像劇としても楽しめる一作。

当日まで選択地獄は続く。
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