映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
監督は『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン。今回も主人公たちは多くを語らず、どんな気持ちなのかは完全に観客の想像に委ねられている。
ベネディクト・カンバーバッチ主演。
その弟役が、最近はマット・デイモン似とも言われなくなったジェシー・プレモンス。面のことを兄貴から酷い言い方される。あの顔はメイクじゃないから可愛そう。そして、弟の妻はすっかり熟女のキルスティン・ダンスト。彼女の息子役のコディ・スミット=マクフィー。この人はオーストラリアの出身。素晴らしい演技で今後が大注目!
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のような物語を想像していた。音楽も同じくジョニー・グリーンウッドが担当。しかし、その不穏な調べはサスペンスという意外な方向に進んで、楽しめた。
描かれているのは、腰に拳銃ぶら下げた西部劇のような時だと思っている人が多いのではなかろうか?舞台は1920年代、第一次世界大戦後のモンタナ。経済発展著しい時代。主人公のようなカウボーイは時代の進化に抗って生きてる感じ。禁酒法の時代で、モンタナは反対派だった州のひとつ。
タバコ
ータフガイ・カンバーバッチンコ
風呂には入らないけど、泥塗りたくって沼に入る。牛のチンコも素手で引きちぎる。タバコ吸いまくって風呂にも入らなかった役づくり。草に寝転びブロンコ・ヘンリーのふんどし?でオナニーするシーンがとても気持ちよさそうなカンバーバッチ。
ジーンズ。
水洗いせずにジーンズを履く甥。こういうところにもヒントがある。気の弱そうな青年が実は・・・。
手袋。
この映画の中で良く出てくるアイテムが手袋。小説では最初に出てくるアイテムでこれは色意味を持っていて重要。出てくるシーンは要注意。
山が何の動物に見えるか?何度見てもそう見えない!
トーマシン・マッケンジーが出ているけど、どこだっけって感じ。この人も監督同様ニュージーランドの出身。
ショーン・キーナンの歌が気になる。