前日に「ベニスに死す」を予習で観てからの鑑賞。
15歳のビョルンには、時代を超えて人々を魅力する美しさが確かにある。
ビョルンは、ヴィスコンティに出会い映画に出演したことによって、たくさん得たものはあっただろうけれども失ってしまったものの方が多かったんだろうな。子を持つ親として、とても考えさせられる苦しい映画でした。
終始、暗く悲しげなBGMが流れていたけれど、きっとビョルンの人生にもこの音楽のように暗いどんよりとした感情が絶えず渦巻いていたのかなと想像したら、胸が締め付けられる思いがしました。