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ちょっと思い出しただけのboaaaaatのレビュー・感想・評価

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
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池松壮亮と伊藤沙莉最高。
だいたいいつもあの2人最高だろって感じだけど、ありそうと絶対ないの間をうまく繋いでる感じと、2人の組み合わせが良かった。

この監督の他の映画見た時の、個人的な切実さが伝わる感じとぎょっとするような突拍子のなさで見てる側を置いてけぼりにしてるとこが好きって感じだったんだけど、なんかこの映画はすっきりしてて人気出そうねーという感想。
引用元のてらいのなさとか見ててひゃっとなるとこもあるし、そもそもセンスがいい人という感じではないんだろうけどその辺のダサさがちょうどいいバランスで、わりと見てて気持ちいいところに収まった感。

けど2人の切実さはきっと多くの人が共感してそうで、君が君で君だとかの意味わからんけど本人だけは切実って感じをもっと浴びたい気がした。で、それがわかるのは自分だけだし、なんでこの気持ち知ってるの?みたいな気持ちになりたい。

あとチケット買ってた回に急に監督挨拶が追加されて話が聞けたのはよかった。順撮りって仰ってたけど時系列の順撮りって意味だったんだろうか。たぶんそうだよね。





















なんかコロナ禍ですらもエモの要素になりえる世界になったんだなと妙な感慨を持った。
けっこう前に見に行ったんだけど、その後いろいろあってちょっと思い出してた時がもはや懐かしい。今はなにも思い出せないしちょっと思い出したりしたいなって感じ。
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