不在

叫びとささやきの不在のレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
4.8
ベルイマンは、母についての自己セラピーとしてこの映画を撮ったという。
彼の母は生前、ベルイマンを産んだ事を後悔していると日記に書いていたそうだ。
そんな母の色々な側面を登場人物たちに反映させ、それらを最後の最後で肯定する。
母親というのも1人の人間であり、それを俯瞰して冷静に理解することで、彼の叫びとささやきは治ったのだろう。
不在

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