甘口映画

よだかの片想いの甘口映画のレビュー・感想・評価

よだかの片想い(2022年製作の映画)
3.7
アイコ役の人、すごく綺麗で演技もとても良かった。
あとで名前から調べていわゆる「坂道グループ」出身だと知って驚いた。
アイドルに疎い私はつい「握手会」とかを連想するけど、この松井玲奈さん以外にも「いい演技だな」「魅力的だな」と思って調べてみると坂道グループでアイドルとして活動してる方がたくさんいる。
きっと、人前で脚光を浴びる持って生まれた才能以外にもたくさん努力したりしてるんだろうなと思う。
今回、調べてみるまでこの松井玲奈さんは劇団とか出身の女優さんなのかと思ってた。

中島歩さん出演作はどれも(と言ってもまだ数本しか観てないけど)いい作品が多いと思うので期待して観たが、今回もとてもいい作品だった。
ちょっとエグゼクティブで、(本人にはそのつもりはないんだろうけど)口が上手くて、自分の欲に真っ直ぐだからこそどこか自信に溢れてて、それでいてちょっと煮え切らないところがあるクリエイターの姿をとても上手く表現していたと思う。

「よだかの片想い」というタイトルからある程度の結末は予想されるとはいえ、その結末に辿り着くまでの内容(特に2人が付き合うようになるまで)は時に儚く、時に美しいシーンが多かった。

それと、アイコの大学院での担当教授がとても良かった。

子どもの頃、学芸会で「よだかの星」のよだか役をやったんだけど、なぜかセリフとか内容とか全然覚えてないんだよなー。
当時は何十回と台本読んでセリフ覚えたのにあんなに練習して、多くの人の前で演じたのに。
とかも思い出しながら観ていた。
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